夢の森にて


 「夢の森にて」は、チェリストで創作家具の作家・三木黄太氏、クリエイティブ・スペースOM以来の交流となる映像作家・浅野優子女史が書籍「サイレント・コメディ全史」の完成祝賀パーティを企画する話から始まった。当初は三木氏が主宰するアートファニチャーギャラリーにおいてのプライベート・パーティとなっていた。三木氏がミュージシャンである事から、会の要望は一般客も入場可能な『生演奏付き上映会』であり、やがて『伴奏ではない、当日まで演奏者が上映作品さえ知らないままのインプロビゼーション重視の挑戦的なライヴ』が発案される。この暴力的なアイディアを快諾してくれた人こそ、三木氏と交流のある映画音楽の俊英でジャズ・ピアニストの谷川賢作氏であった。そして谷川氏は強靱なヴァイオリニスト・太田惠資氏とデュオを組んで『未だ見ぬ映画への音楽的アプローチ』を行う。

 「夢の森にて」という企画名は、谷川氏の初CDアルバムより拝借したもの。三木氏の主宰するギャラリーは木工主体であり、かつて三木氏が同所にてプロデュースしたライヴ・舞踏・民俗芸能などのイベントはすべて樹木に関係するタイトルが命名されていた。ゆえに必然的、というより運命的にこの企画名は決まった。

 上演中はアーティスト、観客ともども会場全体が異常な緊迫感に包まれた。そして終演後にクリスマス・パーティが行われた事から入場者は狂喜して、イベントは大盛況となった。

打ち合わせ

受付

出演

 (本番に遅刻した太田氏が、ヴァイオリンの調律を電車内で行いながら開演中に登場!!という伝説的パフォーマンスもあった。)

 

上映作品